伊勢屋について
about Iseya
伊勢屋のはじまり
伊勢屋は天保元年、上田家三代目、上田與三郎によって創業されました。
2020年には創業190年を数える和菓子屋の老舗です。
”菓子作りの原点はおいしい水でなければならない”
ということから当店は平成の名水100選に選ばれた「雲城水」を使用し和菓子作りをしております。
- 1830天保元年
- 上田與三郎により伊勢屋創業
- 二代目
- 上田藤吉 くずまんじゅうを始める
- 三代目
- 上田藤七 京都 長久堂にて修行
- 四代目
- 上田次郎 東京製菓学校で学ぶ
- 五代目
- 上田藤夫 京都 鼓月、東京 東宮にて修行
- 六代目
- 上田浩人 千葉 京山にて修行
- 2015平成27年
- 上田浩人 一級技能士(和菓子製造)取得
- 2016平成28年
- 上田浩人 優秀和菓子職に認定
- 2017平成29年
- くずまんじゅう、五代目上田藤夫 伝統和菓子職に認定
伊勢屋は1830年に創業し2020年で創業190年を迎えます。
老舗というと代々伝統を受け継ぐ事が重要な事の一つであります。
伝統銘菓として「くずまんじゅう」と「丁稚羊羹」があり、お客様に昔から好評を戴いております。しかし伝統を守るだけではお客様にいいものを提供できません。常に和菓子作りを研究し革新していかなければなりません。時代に合う、お客様に寄り添った和菓子作りを常にしていきながら、昔から変わらない和菓子の本質をお客様に提供していくことが老舗の歩んでいく道と考えております。
和菓子をと通してお客様、従業員、それに関わる方々が幸を感じることができる和菓子作りをしていきたいとおもっております。
百伝ふ(ももつたう)雲城水
ふくいのおいしい水「雲城水」は、小浜市の一番町の船溜まり横にある雲城公園の自噴井戸のことです。地下30mの砂礫層から地下水(淡水)が自噴しています。一番町は古くから湧水の豊富な地として知られており、今でも掘り抜き井戸が完備されているところもあり、生活用水として利用されています。
地下水の源泉は、遠敷川(鵜の瀬)の上流付近の山々、上根来水源の森と言われており、若狭の豊潤な自然フィルターによってじっくりと育まれ、百年という時をかけ、この「雲城水」に湧き出してきます。
百里ヶ岳は、かつての近江国と若狭国の国境にあたる、滋賀県と福井県の県境に所在します。百里ヶ岳を含む国境尾根は中央分水嶺に属し、日本海側に北川水系遠敷川、琵琶湖に淀川水系安曇川の支流が流れています。
小浜市の最高峰であり、山頂には一等三角点が所在します。小浜市側からは多田ヶ岳に遮られ山頂部は若狭幹線林道や多田ヶ岳からしか望めませんが、滋賀県側からは雄大な山容が望めます。
山頂に立てば百里四方が見渡せるとの由来から「百里ヶ岳」という名がついたそうです。
日本三大くずのひとつ「熊川くず」
日本三大葛のひとつに数えられる若狭の熊川くず。
熊川くずは、天保元(1830)年、江戸時代の儒学者頼山陽が病気の母への見舞品としてこれを送り、その手紙の中で「熊川は吉野よりほど上品にて、調理の功これあり候」と評したことでも知られています。
手間暇かけてつくられる熊川くずは、まろやかな口当たりで上品な味わいです。
御食国(みけつくに)である若狭には熊川くずの他にもさまざまな新鮮な食べ物があります。
「御食国」とは、古来、朝廷に「御贄(みにえ)」(「御食」:天皇の御食料を指す)を納めた国のことです。若狭は、古くから塩や海産物等を納める「御食国」として、歴史的に重要な役割を果たしてきました。